ドライブマイカー…..210828
村上春樹の小説は、なんだか不思議な感情を抱かせてくれる。
言葉では説明が付けられない、そんなところにファンはハマるのでしょうね。
自分もいずれはミーハーっぽく小説の中に出てくる場所の聖地巡礼でも
してみようかなと本気で考えています。
そんな有名な村上春樹の小説ですが映画化されてるものって
意外に少ない。まぁ映像化するのが難しい解釈がかなりあるのかと
思いますが、、
そんな村上春樹の短編集の中からドライブマイカーが映像化された。
3時間近い長編で多少長いと感じられるほど丁寧につくられていました。
なんだろう、ここ最近の伏線回収的な映画が多すぎる中で
シンプルな人間の感情を表現したのは単純に凄いと思った。
子供を失って自暴自棄になっていた妻。
その感情を知りながらちっぽけな巣を壊されずに平静を装う夫。
この二人に絡むいろんな人の心が、その時々の自分の感情に当てはまる気がして
いつも映画を観終わった後に感じる余韻の3倍ぐらいの余韻がありました。
感情をぶつけることから逃げるうまさも年齢を重ねるにつれ
必要になるのかもしれないけど、、目を背けてはいけない時は
しっかりと向き合うことが必要なのかもしれないと思う残暑が厳しい
秋に向かっていきそうな青空のエモーショナルな感情の1日後です。